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金子と千尋

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今年の楽天・田中は
「水島新司の漫画か!」
ちう成績だったわけだが
(漫画のストーリーとしても
 リアリティに欠けて却下だろうが)

レッドソックス上原のおかげで
田中もかすんでしまったように
その田中のおかげでかすんでしまったのが
オリッ・金子なのである。

毎年、優秀な投手ということは認知
されながら
「故障しがち」「ここ一番」の弱さを
指摘されがちだった、金子。

昨年はキャンプ初日の
「キャッチャーを座らせて30球」
でいきなり故障。

2年前だったか、
「勝てばCS進出」の地元最終戦で
ぼこぼこ打たれて大坂ドームを
「うめき声」であふれさせたのも
記憶に新しい。

そんな金子だが、
今年は通年好調で
15勝8敗 防御率 2.07

それでもほとんどの成績で
「化け物・田中」がいるので
2位だったわけだが、

奪三振200 完投数10 は1位。

田中のタイトル総なめは阻止。

楽点戦で田中にこの金子を
ぶつけていれば、
ひょっとしたら田中の無敗も
危なかったと思うのだが、
なぜか直接対決はなかったのだね。

で。毎年
「金子が一年通してちゃんと機能すれば」
と言ってたオリッは
「金子が一年通してちゃんと機能しても」
CSにすら行けないということがわかった。。

この一年であったのだ。

今年もグリーンスタジアム神戸で
野球が何度か見れたし、わしはそれで
ハッピーだったけど、ね。

それにしても。

「すいすい」ちう言葉がふさわしい
金子のピッチングは、
本当に見ていて気持ちのよいものである。

何年か前、
わしはグリーンスタジアムで
金子と岩隈の投げ合いを見たことがある。

その日は二人とも絶好調で
結局 1-0 で金子が完封したのだが、

延々とくりひろげられる
このスタイルの似た二人が
長ーい手足を駆使して
涼しい顔でキャッチャーに投げ込み続ける

「ぱすんっ」「ぱすんっ」

という小気味のよい音で
トランス状態になったことが、ある。

吠えたり飛び跳ねたり、しない。

二人とも女の子みたいな微笑で
涼しい顔でばったばったと打者を
討ち取っていくのである。

それはそれは。
ぞっとするような美しい光景であり、
なおかつ、
球場はのんびりした空気に満ちていた。

こういう奇跡は
テンションの高い状況ではなく、
「なにげない平日のナイター」で
けっこう、起こるのである。
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のんのん

ねこちゃんとくまちゃんの投げ合いは、
ホントうっとり、でしたものね。
NHKのゲスト解説も「いいね!」でした。

そういや、くまちゃんは何度も見たのに
なぜか、生まー君は観戦しないまま・・・
神戸でほとんど投げてない?
来年はMLBで吠えることでょう。
by のんのん (2013-11-03 09:46) 

MINAMI

>のんの

解説、よかったんや!
わりとしゃべれそうやもんね。
なんか、巨人が狙ってるらしいけど、
あっさり行っちゃいそうな予感。。

by MINAMI (2013-11-03 11:53) 

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